機能説明

オブジェクトをそれぞれの型に適したStringにフォーマットします。

フォーマットの方法は属性 value に与えられたオブジェクトの型により異なります。
以下の型はフォーマットクラスを利用して文字列化されます。
オブジェクトの型フォーマットクラス
Number型java.text.DecimalFormat
Date型java.text.SimpleDateFormat
Dateを属性に指定する場合のみ、i18n:dateTimeを使用してください。



フォーマットクラスを利用する場合、設定されたフォーマット文字列、ロケールを使用し地域対応されたフォーマットを行います。
フォーマット文字列は属性 format に設定された文字列、またはメッセージフレームワークのリソースファイルから取得します。
リソースファイルから取得する場合は、属性 application にアプリケーションID、属性 formatKey にメッセージIDを指定してください。
属性 format が記述されている場合は、 format が優先されます。
全て設定されていない場合、オブジェクト自身のtoString()を返します。
フォーマット文字列の形式はフォーマットクラスのAPIドキュメントを参照してください。

ロケールは以下のメソッドの戻り値を使用します。

jp.co.intra_mart.framework.base.service.ServiceManager#getLocale(request, response)

ServiceManager#getLocale()から現在のリクエストに設定されているロケールを取得し、フォーマットクラスを地域化対応します。
また、属性 locale を指定することで明示的にロケールを設定することも可能です。

オブジェクトの型が一致しない場合、オブジェクト自身のtoString()を返します。

フォーマットまたはtoString()された文字列は以下の形式にHTMLエスケープされます。
<&lt;
>&gt;
&&amp;
"&quot;
HTMLエスケープを行わない場合は、属性 browse に“false”を指定してください。

属性一覧

注釈 属性名 説明 省略時の動作 実行時評価
必須
application java.lang.String フォーマット文字列が設定されているメッセージリソースの、アプリケーションIDを指定します。 -
必須
browse java.lang.String HTMLエスケープを行います。デフォルトは“true”です。 -
必須
format java.lang.String フォーマット文字列を指定します。 -
必須
formatKey java.lang.String フォーマット文字列が設定されているメッセージリソースの、メッセージIDを指定します。 -
必須
locale java.lang.String ロケール文字列を指定します。フォーマットクラスは、ここで指定されたロケールを利用します。 -
必須
value java.lang.String 変換するオブジェクトを指定します。 -

内部タグ

JSP

サンプル

サンプル

サンプル
			<%<br/>
			 Integer num = new Integer(10000000);<br/>
			 Date date = new Date();<br/>
			 String str = "<HTML>";<br/>
			%><br/>
			<imartj2ee:Format value="<%= num %>" format=",###" /><br><br/>
			<imartj2ee:Format value="<%= date %>" application="xxx" formatKey="format.date" /><br><br/>
			<imartj2ee:Format value="<%= str %>" /><br><br/>
			<br/>
			このサンプルはフォーマット文字列をメッセージフレームワークのリソースファイルから取得する必要があるため、
			クラスパス上に「MessageConfig_xxx_ja.properties」を作成し以下のようにフォーマット文字列を記述する必要があります。<br/>
			<br/>
			format.date=yyyy/mm/dd HH:mm:ss<br/>
			<br/>