グローバル関数

グローバル関数。

バージョン:1.0
導入されたバージョン:2.0

メソッドの概要
Object duplicate(Object object)
推奨されていません。代替えメソッドはありません。
void echo(String message)
メッセージをシステム出力に出力します。
Object execute(String command)
システムコールを行います。
void forward(String prgram_name ,Object argument)
現在のプログラム実行を中断して別プログラムを実行します。
void garbageCollector()
ガーベージコレクションの実行を行います。
Object include(String path [,... ...])
JSファイルをロードして実行します。
Boolean isArray(Object object)
指定の値の型が配列型であるかどうか判別します。
Boolean isBlank(Object object)
空文字列であるか判別します。
Boolean isBoolean(Object object)
指定の値の型が真偽値型であるかどうか判別します。
Boolean isDate(Object object)
指定の値の型がDate型であるかどうか判別します。
Boolean isEqual(Object value_a ,Object value_b)
引数に指定された2つの値が等しいかどうか判別します。
Boolean isFalse(Object object)
指定の値が偽値であるかどうか判別します。
Boolean isFunction(Object object)
指定の値の型が関数型であるかどうか判別します。
Boolean isNull(Object object)
指定の値が null であるかどうか判別します。
Boolean isNumber(Object object)
指定の値の型が数値型であるかどうか判別します。
Boolean isObject(Object object)
指定の値の型がObject型であるかどうか判別します。
Boolean isString(Object object)
指定の値の型が文字列型であるかどうか判別します。
Boolean isTrue(Object object)
指定の値が真値であるかどうか判別します。
Boolean isUndefined(Object object)
指定の値が undefined であるかどうか判別します。
String mdv(String value)
文字列の暗号化を行います。
void redirect(String url)
指定URLへリダイレクトを行います。
void secureRedirect(String url ,Object args)
呼び出元のプロトコルを維持した状態で、指定ページにリダイレクトを行います。
void transmission(String stream)
現在処理中のプログラム実行を中断して、指定のソースを送信します。

メソッドの詳細
duplicate

Object duplicate(Object object)

推奨されていません。代替えメソッドはありません。
オブジェクトのコピーを作成します。

引数のオブジェクトのコピーを生成して返却します。
ただし、prototype オブジェクトや、変数の持つスコープ情報など、
一部の情報に関しては完全には引き継がれない場合があります。
パラメータ
object Object コピーを作成するオブジェクト。
返却値
Object 引数のオブジェクトのコピー

echo

void echo(String message)

メッセージをシステム出力に出力します。

与えられたメッセージ message をシステム出力に出力します。
初期設定では、システムログと標準出力に出力されます。
メッセージの出力先に関しては、システムログの設定に依存します。
パラメータ
message String 出力するメッセージ
返却値
void

execute

Object execute(String command)

システムコールを行います。

指定された文字列 command を、コマンド・プロセッサによって実行されるホスト環境へ渡して、独立した新しいプロセスとして実行します。
この関数は、実行したプロセスが終了するまで待機状態になります。
返却値はオブジェクト型で以下の形式になります。

・実行したプロセスが正常終了した場合

 
  		return_object
  			├ output // プロセスからの標準出力ストリーム(String)
  			├ error // プロセスからのエラー出力ストリーム(String)
  			└ exit // プロセスの終了コード
  
 


・実行したプロセスが正常終了しなかった場合

 
  		return_object
  			├ error // エラー内容(String)
  			└ exit // プロセスの終了コード
  
 


・プロセス実行時にランタイム内でエラーが発生した場合

 
  		return_object
  			└ exception // エラー内容(String)
  
 
プロセスの終了コードは、0 の場合正常終了となります。
上記は一例です。環境により上記プロパティの組合わせが異なる場合があります。
パラメータ
command String 実行するシステムコマンド
返却値
Object 結果オブジェクト

forward

void forward(String prgram_name ,Object argument)

現在のプログラム実行を中断して別プログラムを実行します。

現在処理中のプログラム実行を中断して、別プログラムの実行を開始します。
第2引数 argument に渡された値は、リダイレクト実行先ファンクションコンテナ内 init() 関数の引数になります。
実行先プログラムの init() 関数に渡す引数データとして argument に対して request オブジェクトを指定した場合、実行先プログラムの思わぬ誤動作をすることがあります。
request オブジェクトを引数としてプログラムを呼び出す場合は、動作の仕組を十分に考慮してプログラムする必要があります。
パラメータ
prgram_name String リダイレクト先URL
argument Object 引数オブジェクト
返却値
void

garbageCollector

void garbageCollector()

ガーベージコレクションの実行を行います。

返却値
void

include

Object include(String path [,... ...])

JSファイルをロードして実行します。

JSファイルをロードして、その中に定義されている init() 関数を実行目的のプログラム内の init() 関数には引数として arg_1[, ..., arg_n]が渡されます。
パラメータ
path String ロードするJSファイルパス(拡張子なし)
... ... JSファイルの init() 関数へ渡す引数群
複数ある場合は、カンマ区切りで続けて設定します。
返却値
Object 指定したJSファイルの init() 関数の返却値

isArray

Boolean isArray(Object object)

指定の値の型が配列型であるかどうか判別します。

指定値の型が配列型である場合にのみ真値を返却します。
パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
配列型 : true
上記以外 : false

isBlank

Boolean isBlank(Object object)

空文字列であるか判別します。

パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
空文字列 : true
null : true
false : true
true : false
undefined : true
上記以外 : false

isBoolean

Boolean isBoolean(Object object)

指定の値の型が真偽値型であるかどうか判別します。

指定値の型が真偽値型である場合にのみ真値を返却します。
パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
真偽値型 : true
上記以外 : false

isDate

Boolean isDate(Object object)

指定の値の型がDate型であるかどうか判別します。

指定値の型がDate型である場合にのみ真値を返却します。
パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
Date型 : true
上記以外 : false

isEqual

Boolean isEqual(Object value_a ,Object value_b)

引数に指定された2つの値が等しいかどうか判別します。

指定の値の内部構造の等価判定をした結果を返却します。
参照判定ではないので、別インスタンス同志の値の比較が可能です。
パラメータ
value_a Object 等価判定対象の値
value_b Object 等価判定対象の値
返却値
Boolean 判別結果
等しい : true
上記以外 : false

isFalse

Boolean isFalse(Object object)

指定の値が偽値であるかどうか判別します。

パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
真偽値型であり false : true
上記以外 : false

isFunction

Boolean isFunction(Object object)

指定の値の型が関数型であるかどうか判別します。

指定値の型が関数型である場合にのみ真値を返却します。
パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
関数型 : true
上記以外 : false

isNull

Boolean isNull(Object object)

指定の値が null であるかどうか判別します。

パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
null : true
上記以外 : false

isNumber

Boolean isNumber(Object object)

指定の値の型が数値型であるかどうか判別します。

指定値の型が数値型である場合にのみ真値を返却します。
パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
数値型 : true
上記以外 : false

isObject

Boolean isObject(Object object)

指定の値の型がObject型であるかどうか判別します。

指定値が null ではなく、指定値の型が Object 型である場合にのみ真値を返却します。
パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
Object 型 : true
上記以外 : false

isString

Boolean isString(Object object)

指定の値の型が文字列型であるかどうか判別します。

指定値の型が文字列型である場合にのみ真値を返却します。
パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
文字列型 : true
上記以外 : false

isTrue

Boolean isTrue(Object object)

指定の値が真値であるかどうか判別します。

パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
真偽値型であり true : true
上記以外 : false

isUndefined

Boolean isUndefined(Object object)

指定の値が undefined であるかどうか判別します。

パラメータ
object Object 判別する変数
返却値
Boolean 判別結果
undefined : true
上記以外 : false

mdv

String mdv(String value)

文字列の暗号化を行います。

引数に指定された文字列データを MD5 により暗号化します。
暗号化対象データ内に ASCII 以外の文字を含む場合には、ローカルの文字コード体系に変換したものを引数に指定してください。
パラメータ
value String 暗号化対象文字列
返却値
String 暗号化された文字列

redirect

void redirect(String url)

指定URLへリダイレクトを行います。

パラメータ
url String リダイレクト先URL
返却値
void

secureRedirect

void secureRedirect(String url ,Object args)

呼び出元のプロトコルを維持した状態で、指定ページにリダイレクトを行います。

外部のURLの場合は、プロトコルから指定します。

内部のURLの場合は以下の通りです。
ページベースのパスにリダイレクトする場合は、最後に拡張子".jssp"が必要です。
その他のパスにダイレクトする場合は、コンテキストパスからの相対URLとなります。
パラメータ
url String リダイレクト先URL
args Object リダイレクト引数
返却値
void

transmission

void transmission(String stream)

現在処理中のプログラム実行を中断して、指定のソースを送信します。

指定されたソースは、バイナリデータ(指定されたまま)として扱われます(SYSTEM_CLIENT_CHARSET への文字コード変換はおこりません)。
送信ソースには、HTTPレスポンスヘッダを含める必要があります。
(このAPIを利用した場合、ランタイムは指定ソースに対する一切の情報操作をおこないません。)
HTTPレスポンスヘッダの作成法法に関しては、一般的なCGIプログラムの作成方法を参考にして下さい。
このAPIにより送信されたソースは、セッション管理対象外となります。
request オブジェクトを引数としてプログラムを呼び出す場合は、動作の仕組を十分に考慮してプログラムする必要があります。
パラメータ
stream String ブラウザへの送信ソース
返却値
void