intra-mart 6.1.14

jp.co.intra_mart.foundation.page
クラス EventScript

java.lang.Object
  拡張jp.co.intra_mart.foundation.page.EventScript

public class EventScript
extends Object

ブラウザでスクリプトの各変数に対する変更イベントを実装するための スクリプトコードを提供します。

このオブジェクトが作成するスクリプトは JavaScript 1.2 に準拠します。

このオブジェクトが作成するスクリプトの動作にはクッキーを利用しています。 クッキーの容量制限を越える量の値をやり取り(監視や受取)はできません。 また、クッキーを保存する際、クッキーの path 属性は 「/」で値を保存 していますので、この機能で扱うデータは、セキュリティ的に問題のない 範囲にとどめるか、またはセキュリティ的に問題となる場合には、 他の方法を利用するようにして下さい。

イベント同士でやり取りできる値の変数型は、クッキーの制約により 文字列型のみとなります。他の変数型の値に関しては、イベントでの入出力に おいて、データの整合性が保証されません。

このオブジェクトは、新しいインスタンスが構築されるたびに内部のシーケンサに より各々のインスタンスに対してIDが割り振られています。このIDは、 ブラウザでイベントが実行された時にイベントのスクリプトが誤動作をしない ように各変数や関数名称に利用されています。
従って、1つのインスタンスから複数回にわたりスクリプトを生成して 1つのページで動作させた場合、それらのスクリプトは誤動作をします。
またIDは、0 から始まり 255 までカウントされ、256 に達した時点で 再び 0 からインクリメントされるように実装されています。つまり、初めて 構築されたインスタンスと 257 回目に構築されたインスタンスにより 生成されたイベントのためのスクリプトを同じページで実行した場合、 誤動作を起こします。

JSP でこのクラスを利用する場合の例

<% EventScript es = new EventScript("my_event"); %>
<% es.setOnChange("window.alert(\"Change!!\");"); %>
<SCRIPT> <%= es.getScript(); %> </SCRIPT>


フィールドの概要
protected static int counter
          このクラスからインスタンスが生成された回数。
 
コンストラクタの概要
EventScript(String name)
          イベントスクリプトを作成するためのインスタンスを構築します。
 
メソッドの概要
 String getLanguage()
          言語名を返します。
 String getLanguageVersion()
          言語のバージョンを返します。
 String getScript()
          設定された情報からイベントのためのスクリプトを作成します。
 void setFocus(String valName)
          イベントとして監視する変数名を指定します。
 void setInitialize(String value)
          イベントの初期値を指定します。
 void setOnChange(String src)
          監視している値に変更があった場合に実行するスクリプトを指定します。
 void setReceive(String valName)
          イベントから値を受け取る変数名を指定します。
 int setTimer(int millis)
          イベントの監視間隔を設定します。
 String toString()
          このオブジェクトの文字列表現を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

counter

protected static volatile int counter
このクラスからインスタンスが生成された回数。

この値は、0 から 255 の範囲で加算されていき、256 に達した時 0 にリセットされて再び加算されていきます。

コンストラクタの詳細

EventScript

public EventScript(String name)
イベントスクリプトを作成するためのインスタンスを構築します。

引数 name は、このイベントのIDになります。 同じIDを持つ EventScript のインスタンスから生成されたイベントは ブラウザで実行された時に、それぞれ連携しあうことができます。

パラメータ:
name - このイベントのID
例外:
NullPointerException - 引数が null
メソッドの詳細

getLanguage

public String getLanguage()
言語名を返します。

このオブジェクトの生成するスクリプトは、このメソッドの返す言語に準拠 しています。 ブラウザが、この言語に対応していない場合、イベントのスクリプトは 正常に動作しません。

戻り値:
生成されるスクリプトの言語名

getLanguageVersion

public String getLanguageVersion()
言語のバージョンを返します。

このオブジェクトの生成するスクリプトは、メソッド getLanguage() の返す 言語のこのメソッドの返すバージョンに準拠しています。 ブラウザが、この言語のバージョンに対応していない場合、 イベントのスクリプトは正常に動作しません。

戻り値:
生成されるスクリプトの言語のバージョン
関連項目:
getLanguage()

setTimer

public int setTimer(int millis)
イベントの監視間隔を設定します。

指定のミリ秒間隔で変数を監視します。
インスタンス構築時の初期値は 250 ミリ秒に設定されています。この値を 小さくする事で EventScript 同士の連携のタイミングをよりリアルタイムに することができますが、クライアント・コンピュータに大きな負荷が かかってしまいます。
戻り値は、前に設定されていた値です。

パラメータ:
millis - 監視間隔(ミリ秒)
戻り値:
前に設定されていた値

setReceive

public void setReceive(String valName)
イベントから値を受け取る変数名を指定します。

ここでは、イベントから値を受け取るための変数名称を指定します。
変数は、ブラウザ上で動作するスクリプトで扱える変数に限ります。

パラメータ:
valName - 変数名称

setFocus

public void setFocus(String valName)
イベントとして監視する変数名を指定します。

ここでは、イベントで値を監視する変数名称を指定します。
変数は、ブラウザ上で動作するスクリプトで扱える変数に限ります。

パラメータ:
valName - 変数名称

setInitialize

public void setInitialize(String value)
イベントの初期値を指定します。

イベント内部の監視変数の初期値を設定します。
初期値を監視対象変数の現在値と同じ値に設定する事により イベント動作開始時の setOnChange() の誤動作を 未然に防ぐ事が出来ます。

パラメータ:
value - 初期値
関連項目:
setOnChange(java.lang.String)

setOnChange

public void setOnChange(String src)
監視している値に変更があった場合に実行するスクリプトを指定します。

スクリプトは、ブラウザ上で動作するスクリプトに限ります。

パラメータ:
src - 変更イベント発生時に実行するスクリプト

getScript

public String getScript()
設定された情報からイベントのためのスクリプトを作成します。

このメソッドの返すスクリプトがブラウザ上で実行された時 イベントとして動作します。

戻り値:
スクリプトのソース

toString

public String toString()
このオブジェクトの文字列表現を返します。

実際には、このメソッドの結果は getScript() と同じです。

戻り値:
このオブジェクトの文字列表現
関連項目:
getScript()

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