機能説明

ログインユーザのユーザコンテンツ画面の表示権限を判定します。

ユーザコンテンツ画面の表示権限とは、特定の案件を処理、もしくは参照する場合に利用されるユーザコンテンツ画面を、IM-Workflow標準の各種一覧画面(フロー一覧、未処理一覧など)から表示することのできる権限のことを指します。

表示権限がある場合、本タグ以降のJSPページが通常通り実行されます。
表示権限がない場合、本タグ以降のJSPページが実行されず、HTTP403エラーとなります。

本タグを配置する場所は、表示権限がない場合に無用なJSPページの実行を防ぐため、taglibディレクティブ直後付近を推奨します。

本タグで権限判定を行う際に必要な情報の指定方法は、以下の2種類があります。
  1. 本タグの属性として指定せず、リクエストスコープの属性として格納する(推奨)
  2. 本タグの属性として指定する

本タグにおける表示権限判定の対象となる画面種別は以下のとおりです。
  • 申請画面
  • 一時保存画面
  • 申請(起票案件)画面
  • 再申請画面
  • 処理画面
  • 確認画面
  • 処理詳細画面
  • 参照詳細画面
  • 確認詳細画面
  • 過去案件詳細画面

画面種別が特定できない、もしくは本タグの対象外の画面種別が指定された場合はHTTP403エラーとなります。
また、指定した画面種別で必要とする属性値が取得できない場合もHTTP403エラーとなります。

本タグを利用する際は、「IM-Workflow プログラミングガイド」を併せて参照してください。

注意事項
指定する画面種別に応じて、必須となる情報が異なります。
◆画面種別 [imwPageType]
* 必須
◆申請基準日 [imwApplyBaseDate] / フローID [imwFlowId]
* 画面種別が申請画面の場合は必須
◆権限者CD (代理元ユーザCD) [imwAuthUserCode]
* 画面種別が申請画面の場合のみ指定可能
* 本人権限での処理の場合には設定の必要はありません
◆ユーザデータID [imwUserDataId]
* 画面種別が一時保存画面の場合は必須
◆システム案件ID [imwSystemMatterId]
* 画面種別が申請画面、一時保存画面 以外 の場合は必須
◆ノードID [imwNodeId]
* 画面種別が申請(起票案件)画面、再申請画面、処理画面、確認画面の場合は必須
制約
画面種別が「参照詳細画面」および「過去案件詳細画面」の場合、ログインユーザがワークフローシステム管理者もしくはワークフロー運用管理者かどうかを加味して表示権限判定を行います。
* ワークフローシステム管理者の場合、存在するすべての案件の参照を許可します。
* ワークフロー運用管理者の場合、管理対象として設定されたフローによって申請された案件の参照を許可します。
ログインユーザをワークフローシステム管理者、もしくはワークフロー運用管理者として判定する条件は以下の通りです。
◆以下のいずれかを満たしている場合、ログインユーザをワークフローシステム管理者と判定します。
* リソース「(ワークフロー 管理者)参照」(URI:service://im_workflow/manager/reference) へのアクセス経由で案件の参照を行っていること
* リソース「(ワークフロー 管理者)過去案件」(URI:service://im_workflow/manager/archived_matter) へのアクセス経由で過去案件の参照を行っていること
◆以下のいずれかを満たしている場合、ログインユーザをワークフロー運用管理者と判定します。
* リソース「(ワークフロー 運用管理者)参照」(URI:service://im_workflow/operation/reference) へのアクセス経由で案件の参照を行っていること
* リソース「(ワークフロー 運用管理者)過去案件」(URI:service://im_workflow/operation/archived_matter) へのアクセス経由で過去案件の参照を行っていること

属性一覧

注釈 属性名 説明 省略時の動作 実行時評価
imwApplyBaseDate java.lang.String 申請基準日 [yyyy/MM/dd]形式の文字列 -
imwAuthUserCode java.lang.String 権限者CD(代理元ユーザCD) -
imwFlowId java.lang.String フローID -
imwNodeId java.lang.String ノードID -
imwPageType java.lang.String 画面種別 -
imwSystemMatterId java.lang.String システム案件ID -
imwUserDataId java.lang.String ユーザデータID -

サンプル

本タグの属性として指定せず、リクエストスコープの属性として格納する(推奨)

  • リクエストスコープに格納された属性からタグの各属性名をキーとして値を取得します。
  • そのため、すべての引数は省略可能です。
<%@ page contentType="text/html; charset=utf-8" pageEncoding="utf-8" %>
<%@ taglib prefix="imui" uri="http://www.intra-mart.co.jp/taglib/imui" %>
<%@ taglib prefix="workflow" uri="http://www.intra-mart.co.jp/taglib/imw/workflow" %>

<workflow:workflowUserContentsAuth />

<imui:head>
    .
    .
    .
</imui:head>

    .
    .
    .

本タグの属性として指定する

  • 属性を明示的に指定することで、指定した値によって表示権限を判定します。
<%@ page contentType="text/html; charset=utf-8" pageEncoding="utf-8" %>
<%@ taglib prefix="imui" uri="http://www.intra-mart.co.jp/taglib/imui" %>
<%@ taglib prefix="workflow" uri="http://www.intra-mart.co.jp/taglib/imw/workflow" %>

<workflow:workflowUserContentsAuth
            imwPageType='0'
            imwFlowId='sample_flow_id'
            imwApplyBaseDate='2014/01/01'
            imwAuthUserCode='maruyama' />

<imui:head>
    .
    .
    .
</imui:head>

    .
    .
    .